仕事  ~美有~

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「え?!」  突き飛ばされたYOUさんをみて泉さんが笑った。  「あ~美有さんかぁ。どっかの女連れてきたのかと思っちゃいましたよ。女の子って化粧だけでカナリ違うんですね」 って、オイ!!  キスされて私が分かるって、どーゆーこと?  私のぐるぐる思考などお構いなしに二人は目指す部屋へ入っていった。  部屋の入口に  『ほのか様』 とある。 聞いた事ある名前。  入口で立ってた私は急に腕を引っ張られた。  「何してんだ!勝手に入ってきて。ドコの人間だ。」   スーツ姿があまり似合わないマッチョな男性に腕を持たれたまま、睨まれた。  「あの、いや………」 なんて答えれば良いんだろう?  「でぃーえむの……」 全てを答える前に、  「なんだ!ファンか!こんなトコまで入りやがって。自分のしている事、分かってんのか?」 あ~~~勘違いされてる。  「そ~じゃないんです」 話そうと思っても聞いてくれない。  騒つき始めた廊下。  警備員が小走りでこちらに向かってきている。  たくさんの人の視線が集まってきた。  恥ずかしさに頭がさがる。
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