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リビングで着信音が鳴っていた。
YOUさんの携帯だ。
一度は切れたけど、すぐにまた鳴りだした。
携帯を手にベットにむかった。
「YOUさん、電話。何度もかかってるよ」
寝ているであろうYOUさんを気にせず起こした。
「んだよ。誰だよ」
不機嫌なまま電話にでた。
「はい。あ~何だよ。はぁ?寝たばっかだよ…………」
話してるのを聞いてるのが悪い気がして部屋をでようとした。
「んぁ、じゃぁ後で」
すぐに電話を切った。
振り返るとYOUさんは私をみていた。
「………だめかな?」
私は買ってもらった洋服に袖を通し、学んだ化粧を施した。
YOUさんに見せる為に、クルッと一回転してみせた。
「ん~~~………こっちきて」
ベットの中から私を呼んだ。
何も考えずにYOUさんに近寄る。
手が届く範囲に入った瞬間、手首を掴まれYOUさんの上にダイブした。
「…う!痛い」
私の下敷きになったYOUさんから漏れた。
「ゴメンなさい!!」
慌てて体を起こす……
「あっ!!!」
YOUさんの声で動きを止めた。
私はYOUさんの上に馬乗り状態。
「美有、そのままキスして」
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