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YOUさんの手は私の腰にあった。
「してくれないと、犯すよ」
ニヤニヤ顔で言われても。
返答に困っていると、YOUさんの手が腰からお尻に降りてきていた。
一瞬、手の動きが止まる。
YOUさんの顔に驚きと………意地の悪い顔が広がった。
止まっていた手が腰元に戻った。
その手は休む事なく、お尻へと移動した。
下着の線を探すように。
私の顔が赤くなるのを感じた。
「早くキスして。じゃないと………」
スカートの中へ手を滑らせて来た。
「イヤ!ダメ!」
私はYOUさんの手を止める。
「だったら美有からキスして」
そう言うと私の両手を掴んだ。
YOUさんの大きな片手に私の両手首が収まる。
自由を奪われた体に緊張が走った。
「さて、美有さん。どーしますか?」
ふざけ口調でけしかける。
「分かったよ。キスするから手を放して」
YOUさんが力を弱め私は手の自由を感じた。
『私からYOUさんにキスをする。』
そう考えただけで顔から火がでそう。
覚悟を決めYOUさんの唇に私の唇を合わせた。
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