変化2  ~美有~ #2

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唇を合わせた瞬間、天地が逆転した。  YOUさんが私の上にきていた。  重なった唇。  何度も角度をかえ、ついばむ唇。  息をする事を求め少し開けた唇の隙間をYOUさんは見逃さず、私の舌をとらえる。  唾液が絡みあい、音をたてる。  その音に気を取られた隙にYOUさんの手がスカートに滑りこんできた。  驚く私を見下ろしその手は更に深く入ってくる。 私はYOUさんの手を探しあて、スカートから引きずりだした。  でもYOUさんの方が上手だった。  重なりあっていた唇は離れ、  「美有がキスするのが遅いから」 そう言うと私の両手を頭の上に持っていき、片手で押さえつけた。  手に視線を向けた私の首筋に唇を這わせた。  『ゾクッ』と鳥肌がたった。  クスッと笑いイタズラな瞳と視線がぶつかる。  YOUさんはベット脇の時計に目をやり、「まだ時間はあるな」独り言のように言った。  「YOUさん………」 私の言葉はYOUさんの唇にふさがれた。  さっきよりも激しいキス。舌と舌が絡まりあう。  キスを受け入れてしまっている私がいる。  それを喜ぶようにYOUさんが奥に侵入してきた。  口の中いっぱいにYOUさんが入りこんだ。
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