夏2  ~美有~

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甘くとろけそうな感覚と、身体を引き裂かれそうな痛みが交差する。 「美有、これからはYOUって呼べよ」 甘い声で囁く。 「・・いや、無理だよ。YOUさんはYOUさんだもん」    「いや、ダメ。YOUって呼ばないとこのままもう一回するけど、どーする?」 私が逃げる様に動こうとすると、YOUさんは私に深くキスを落とす。 「さあ、どうする?もう一回する?」 さっきまでの甘い痛みが頭をよぎる。 「い・・・ん、分かった!YOUって呼ぶから・・」 「うん。いい子だ。じゃ、用意して出かけよう。」 そういうと、シャワーを浴びに風呂場へ向かっていった。  サラッとベットから消えたYOUを確認したまでは憶えていたのに・・・・・。 「…………ゆ、美有」 YOUの顔が前にあった。  「起きれる?シャワー浴びれる?オレ的には、シャワー浴びさせたくないけど」 寝ている頭を起こしYOUに聞いた。 「なんで?」 YOUはニヤニヤして、  「だって美有の体、全部オレの匂いだから」  裸の私を眺めてながら言った。  「!!!!!!」 裸だった事に今、気づいた。  「もう!シャワー浴びてくる」  そう言い放ってベットからずり落ちた。
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