夏2  ~美有~

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YOUさんの言っている意味が分からなかった。  YOUさんが私の最初の男だと思っていたから。  私の頭はハテナで一杯になった。  YOUさんは私の頭をポンポンと撫ぜリビングに行ってしまった。  追いかけるようにYOUさんに続く。  ソファーにドカッと座ったYOUさんの前に立つ。  目で訴えた。  YOUさんの目が泳いでいる。  観念したように口を開いた。  「酔っ払った相手は抱けないつーの。だから、美有がオレを欲しくなったら言ってね」 ふざけた様にその事実を伝えられた。  唖然とした。  じゃ、今までの事は?  「ホントに?嘘じゃなくって?」 YOUさんをみる。  ため息つきながら、  「ホント。だって美有気づかなかったでしょ。最後までやってないよ。」 そういった後、気まずそうな顔をした。  ・・・ホントなのかなぁ?
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