夏の終わり ~美有~ #2

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「あ~ぁ、あれ」 なんか歯切れの悪いYOU。  「あ、それより明日から旅行だぞ。」 「はぁ!?誰が?」 YOUは面白がっている。  「美有が。」 「私が旅行なの?ドコが誰に?」 おかしな日本語になった。  クスクス笑いながら、  「社員旅行。in沖縄」 私の反応がおかしいのか楽しそうに笑うYOU。  ツラれて笑うも、一瞬で固まった。  「お・・きなわ~?明日から?用意なんにもしてないよ」 「オレはしてあるよ。」 しれ~っと言い放つYOU。  驚く私を見兼ねて、  「今日買ったのを詰めればOKでしょ。バックもあるし。あ!水着も!」 にやけた顔を私に向けた。  そんなYOUをリビングに残したまま、私は部屋に荷作りをしに行った。  言われてみれば南国に似合う洋服が目立つ。  バックも旅行サイズのものがあるし。  でもね秋物の洋服はそれ以上にあったんだよね。  ・・・・・。 そんな事は頭の端によせ、用意に没頭した。  時計をみれば12時を過ぎていた。  色々諦め、疲れた体を引きずるようにベットに向かった。
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