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「感想…?………」
何を言えば良いのか?
助けを求めるようにYOUを見るも、YOUはなんだか不機嫌そうだった。
アラタさんに助けを求める。
私の視線に気づき、
「美有ちゃん、どうこれ?」
「どう………って。YOUが優しそう?……」
疑問系になってしまった。
泉さんがすかさず、
「美有ちゃん、『でぃーえむ』以外の初契約ね」
意味が分からない。
YOUを見つめる。
YOUは諦めたように私に言った。
「これPVで使いたいんだって。ま、このくらいの大きさなら美有って分かんないし………」
嫌々感たっぷりですけど……。
「美有ちゃんが良ければこの路線で撮り直そうと思ってる」
アラタさんの目は真剣だった。
「私でいいんですか?」
それを聞く事が精一杯だった。
これだけ皆に良くしてもらって、それに『でぃーえむ』の役に立てるならいいかな?
遠すぎて私だとは分からない。
体型もワンピースのお陰でキレイにみえるし。
頷くしか選択の余地はなさそう。
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