親の期待、子供の葛藤

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でも今、振り返ってみれば、私にキャビンアテンダントの仕事は物足りなかっただろうなと、思います。短大の卒業を控えた私は、大手航空会社の就職試験を受けに行ったのですが、全て落ちました。その時は、自分の夢が叶えられなかったこと、親の期待に応えられなかった事が深い傷になりました。 でも、今は、それで良かったと思えます。そのおかげで、ようやく本当の自分の適性に気がつかさせてもらえる会社に出会う事が出来、「本当は何が好きななのか?」、「どんな事に心がワクワクするのか。」等の、自分の正直な気持ちにようやく出会えたから。だから、結果オーライで良かったのですが、このような具体的転機が訪れていなければ、今も尚、自分の夢と他人(親)の夢が混同してしまっているのではないかと思います。 結局、それぐらい親の言葉は「影響力がある。」という事だと思います。 だから、その影響力に逆らおうとする反発力が怒りになったり、気がつけば不愉快な思いに苛まれてしまうのだと思います。 ここから、自分の経験を例題を出しながら、悪気のない親の影響力による葛藤についてお話を進めれればと思います。
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