第1話

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光が、目に沁みる。 まず初めに感じたのはそれだった。 次に、埃っぽくじめじめとしたカビくさい臭いに嗅覚が反応する。 視覚、嗅覚が機能し、意識もぼんやりと目覚め始めた。 ここはどこなのだろうか? 意識が回復し、まずそこに疑問をもった。 私自身の記憶を辿っても、靄がかかったようにはっきりと思い出せない。 だがしかし、はっきり覚えていることがある。 …私は、人を殺してしまった…。
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