エピローグ

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「ったく、何処に落としたんだっつーの」 夕暮れ時というには、少しばかり遅すぎる時間帯。 真っ暗な闇にもうすぐ消えてしまいそうな星の光が、空で自分の存在を主張している。 そんな空の下、 制服を程よく着崩した高校生男子2人と、女子高生1人が何かを探していた。 参拝客の居ない神社は、鬱蒼と茂る森に佇んでいる。 伸び切った雑草からも分かるように、手入れもされていない様子から、普段から立ち入る人がいないそこに、彼らは長い間いるのだ。 「そもそもなんで俺らもやってるんだか…」 顔にかかった横髪を耳にかけ、面倒くさそうに男子高校生の1人が息を吐いた。
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