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それにここは天下の公道、基本的に誰がいつ走ろうが、それは本人の自由なのだ。
「大丈夫かな? やばいタイミングですれ違わなきゃいいけど」
「だけどよ、なんかすげぇ音だぜ。かなりエンジンに手を入れてるって感じの音だよな」
そうしてるうちにも、音だんだんと大きくなり峠に響き渡る。
どんどんと、こちらの方にやってくる。
その音は確かに普通ではなかった。
智之の言う通り、まるでF1のような甲高く激しい音だった。
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