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あれから数十分経った。
「だからよジャック、遊星はオレと参加するって何回言えば分かるんだ」
クロウは呆れながらジャックに説明した。
「今はクロウ貴様に聞いていない!!オレは遊星に聞いているのだ」
ジャックは荒らしく声を発した。流石ジャック人の話は聞かない……
「まずはジャック理由を話してくれ」
遊星とジャックは古くからの友人だ。ジャックが一度頂点を取った世界に戻るなどよっぽどの事がない限りしないだろうと遊星は思った。
「ドラガンのヤツにデュエルに受けてたつ為だ!!」
「はぁ~~!?」
クロウは呆れながらジャックを見た。
さっきのドヤ顔から一気に緩んだ顔になっていた。
「ん!?何だその目はクロウ!!」
ジャックは怒りながらクロウに怒鳴りつけた。
いやむしろさっきから怒鳴っている気がする。
「い、いいからジャック続きを話してくれ」
ジャックは今にもクロウを殴りかかりそうなのを遊星が抑えながら言った。
「ドラガンのヤツにデュエルを挑んだ 。
そしたらヤツはWRGPの決勝で待つと言ってさっさと帰えったのだぞ。このキングたるジャック・アトラスの挑戦を捨てたのだヤツは!!」
自分勝手なことだが、これがジャックである。
「さぁ遊星、わけは話したオレと共に参加しあの忌々しいドラガンのプライドをへし折るぞ」
ジャックは遊星の返事を聞かずに勝手に話を進めていた。
「ばぁ~か、誰がお前みたいなヤツと組むか」
クロウはジャックを睨つけながら言う。一触即発な状態である。
「なんだ クロウお前もオレと参加したいのか?」
ジャックはキョトンとした顔でクロウを見る。
「誰がお前みたいなわがままなヤツと!」
「遊星はオレと出る」
ジャックはそう言うと右を向いた。
「い~や遊星はオレと出る」
クロウはジャックと逆を向く。
「いやオレとだ!!」
ジャックはキレた。
わがままは正にジャックの為の言葉じゃないかと密かに遊星は思った。ついでに作者もそう思う。
「なら遊星に決めてもらおうぜ」
クロウは半分なげやりで言った
「いいだろう その提案のった!!」
「「さぁ遊星」」
「このジャック・アトラスと参加するか?」
「鉄砲玉のクロウ様と参加するか?」
「「どっちだ!!」」
クロウとジャックは遊星に顔を近づけて言う。
「オレは……オレ達3人で参加したい。オレ達は仲間だろ。なら何も争う必要はない。昔みたいにチーム5D'sとして参加したい」
遊星は真顔で答えた。
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