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キーンコーンカーンコーン♪
いつも通りの学校が終わった。授業が終わったと同時に、クラスは一気にうるさくなる。
―――ほんと。どいつもこいつも猿ばっかりだ。
俺はこの教室の全員が猿にしか見えなかった。キーキーうるさいんだよ。ここは猿山かよ。
俺は急ぎ足で教室を後にする。
流石はバカの最先端学校。どいつもこいつもバカばっかりだ。俺はドリーム科というものを選んだのだが…正直、ここにいる連中は、『夢ばかり見て一切努力もしないバカ集団』にしかみえなかった。
だが…そいつらは、とにかく学校生活を楽しんでいる。
自分とは…違う。
はぁ…空気が悪い。あそこにいくか。
俺は放課後、いつも同じ場所に行く。もちろん部室だ。
部室といっても普通の部活に入っていたら、あのクラスにいるバカ共と接しなければならない。俺は特別な部活へ行くのだ。というより、自分で作ったといったほうがいいだろう。
もちろん、部員は俺一人。
よく学校側が許可してくれたものだ…さすが私立。太っ腹!
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