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アヤが青森から帰ってきた次の日、仕事を終えた私は彼と共に豊川苑のロビーにいた。
「一緒に食事をするだけなんだから・・・。
あまり変に気負うなよ?」
「わかってるけど・・・。
でも・・・!!」
緊張しない訳がない。
あえて平日であるこの日にここにいるのは、旅館の経営者であるアヤの親御さんに都合を合わせるためだ。
週末は宿泊客や食事に来る客が多く、アヤのご家族はもちろん、飲食店経営者であるアヤも1日中忙しくなるからだった。
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