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ちょっとお金貸してくれとか飯買って来いとか人使いの荒い人ではあったけど、これも仲良くなるための試練みたいなものだって教えてくれたのもその人。
仲良くなるために必要ならそんなに辛くもないし、何より友達候補（友達って言うにはまだ早いって怒られたので）のためならむしろ楽しかったんです！
そしてそして、ようやく友達になれる最終試験が！
それがこの学園に入学して情報屋さんとしてこの学園の情報をその人に流すっていうもの。
何でもその学園に通ってる人の中に何人か借りのある方がいらっしゃるらしくって、その借りを返したいといういい話を聞いてしまったら断れるわけもないじゃないですか!?
しかも僕パソコンとか情報系だけはちょっと出来るんだって話をしたら、認めてくれて初めて頼ってくれたとなっては尚更。
だから本当は他に志望校があったんだけど、急遽この学園に変えて入学したってわけなんです。
両親には少し反対されたけど入学のお金は別に自分が稼いだ分で出しちゃったので、それ以上は何も言えなかったみたいで…
ちょっと心配させちゃったのと言うこと聞かなかったことについては、今になって反省中です。
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