264人が本棚に入れています
本棚に追加
/236ページ
どうして情報屋さんになったのかってことよりも、まずは僕が何でさくらの杜学園に入ることになったのかというところから書いたほうがいいかなって思うんだけど…
中学生の頃はそれなりの私立の進学校に行ってた僕。
だからって今の学園みたいにお金持ちしか集まらないとか、世間からは少し離れたような存在の学校ではなく普通にあるような学校。
その中でも僕なんかは頭がずば抜けて良いわけでも、クラスのムードメーカー的なわけでも、不良なわけでも、すっごく格好良いとかすっごく嫌われてたとかでもなく、本当に目立たない1人の男子学生でした。
自分で言っててちょっと悲しくなってきたけど、『お前同じクラスだったっけ?』とか良く普通に言われちゃうんです…
別にそこまで気にしてるわけじゃないんですけどね。
変に目立って虐められちゃうほうが嫌だし…
そういう訳でこんな僕には友達なんか当然いなくて…
でもそんな僕にも3年生の夏休みが終わった後に急に話し掛けてくれる人が現れたんです!
それはクラスでも不良系で恐がられていたけどお金とか権力はそれなりにある家の人だったからか、先生も生徒も何も言えずにそのまま。
僕も気を付けようと思ってた人だったんだけど、なんと僕を仲間に入れてくれるいい人でした!
最初のコメントを投稿しよう!