★橙☆

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アランの部屋… 開け放たれた窓から、風が時折吹き込む。その風に、レースのカーテンがユラユラと揺れた。 私達はそのまま…ベッドの上に倒れ込んだ。二人の重みでベッドは軋む。 躊躇しているアランに、再び唇を重ねたのは私。 アランの首の後ろに両手を回し、『離さないで…』と、泣きながら頼んだのも私。 アランに愛してるって、体全体で伝えたかったから。 私の体にアランの愛を刻み込んで欲しかったから。 だから…私は… アランに抱き着いた手をほどかなかった。 アランはそんな私に…優しくキスを落とした。 「…やっぱり俺は…教師失格だ」 押し殺すような声で、アランは呟く…
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