★橙☆

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「運転手さん目黒まで」 「はい、畏まりました」 「アラン…どうしても行くの?」 「当たり前だ。黙って転勤なんて出来ない」 濃いグレーのスーツにブルーのネクタイをキュッと絞めたアランは、いつものアランとは異なり凛としてカッコいい。 タクシーの中、不安な私の手をアランはずっと握り締めてくれた。 ――目黒… 自宅前には美生ちゃんの旦那様である良さんの車。 何で、よりによって、こんな日に…!? 最悪な気分のまま、タクシーを降り玄関を開ける。 玄関を開けると、賑やかな笑い声。美優ちゃんと海ちゃんの声もする。 最強メンバーが、勢揃いだ。 「ア…ラン…やめよう。日を改めよう」 アランは無言で首を左右に振った。
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