第二章 闇鬼との遭遇

7/7
24人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
思わす源治がハチを睨みつけた。慌ててハチが言葉を返す。 「とんでもねえ。今話したことは全部本当のことですぜ」 源治は呆れた様子で嗜(たしな)めた。 「わかったわかった。服も濡れてることだしひとまず引き上げるぞ」 そういうと源治は人だかりを掻き分けながら河原を離れ川沿いの元来た道を戻り始めた。ハチは源治に信じてもらえない事になんとも言えない歯がゆさを感じつつ、さっさと行ってしまう源治を見て慌てて後を追った。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!