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次の日の朝、いつものように学校に行くと…………。
何故か啓介が俺の机に突っ伏していた。
「おい。 啓介起きろ。 席間違えるとか、とうとう頭がボケてきたか?」
そう言いながら俺は啓介の頭を叩く。
「いてっ。」
叩かれた本人は頭を擦りながらゆっくりと顔をあげ…る…………。
「啓介お前っ! 顔すっごくキモいんだけど!」
「ちょっと待ってキモいとか酷くね?w」
啓介が顔をあげた瞬間に俺は叫んだ。
何故なら…………啓介の顔がこれまでにないほど緩んでいたからだ。
すっげぇニヤニヤしててキモい。
「いやー。昨日良いことあってさぁ。なぁ聞きたい?聞きたいよな?」
「わかったわかった。聞いてやるからその顔何とかしろ。」
「いひゃいいひゃいw」
ぐいーっと啓介の頬を横に引っ張る。
手を離すと啓介は痛んだ頬を擦りながら昨日あった出来事を話し出す。
「昨日俺な…………。」
「昨日がどうした。」
いつになく真剣な顔をした啓介に何故か緊張する俺。
「実は…………。」
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