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『あ、……それは、
う、嬉しいですねっ。
…あ、…ごめんなさい、
続き、どうぞ』
『以上です』
『……あ、はい。
…ありがとうございました。
えっと、…それでは、
次の相談に移りましょうか』
『先輩、その前に…』
『…あ、そうでした、ごめんなさい。
…それでは、その前に、
一曲、お聞きください――』
曲をスタートし、
マイクの電源を切ると、
わたしはずっしりと
肩に重みを感じ、
小さく息を吐いた。
…やりずらい…。
目を上げると、
向かいの席に座る月子ちゃんは、
涼しい顔で原稿を眺めている。
ブースの外に目をやると、
更科くんがニヤニヤしながら、
カンペを向けていた。
『ボロボロだよ、萌。
ファイトー』
…はい。頑張ります…。
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