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その時、部室のドアが開いて、
春山先生が入って来るのが見えた。
みんなのあいさつに、
手を上げて応えている。
そして、こちらに
目を向けながら、
壁に寄り掛かり、
腕を組んだ。
――先生……わたしの放送が
めちゃくちゃだったから、
様子を見に来たんだ……。
「具合でも悪いんですか?」
顔を向けると、月子ちゃんの
にっこり笑顔。
「え、…どうして?」
「顔。こわばってて、
ヘンですよ」
「……」
なんか、…いつにも増して、
攻撃的なんですけど…。
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