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シャーペンをころりと
転がして、わたしは
大きく伸びをした。
そのまま身体を反らせ、
逆さまに目に入った時計は
12時半を差している。
明日は土曜日だし……
今夜は2時か3時までは
頑張れそうだ。
…ちょっと、休憩しよう…。
わたしは立ち上がり、
ベッドの中を
ゴソゴソと探って
指先に触れた携帯を
引っ張り出した。
勉強に集中するため、
最近はいつもこうやって
携帯を布団の中に
押し込むことにしていた。
見ると、メール着信が2件。
わたしは目をキラリと輝かせ、
携帯を開いた。
『はるきち』
……やったあっ。
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