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『……おかあさん……なにしてるの……? 』
僕が母と呼ぶ女が、ゆっくりと僕の服に手をかけている。
『祐朔……』
僕の名を呼び、愛しそうな顔をして次々と僕を覆っている布を剥ぎ取っていく。
『おかぁさん……そんなことしたら、ぼくさむいよぉ……?』
幼い僕は涙声になりながら微かに感じている恐怖を訴えていた。
女はそれを聞き、より妖艶な笑みを浮かべていた。
『恨むなら……自分を恨みなさい……私の……祐朔――……』
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