僕の姉ちゃん、ぶっ飛んでる

3/36
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
 ついこの間だってそうだった。  帰宅してきた途端、姉ちゃんは「あ~今日は寒かったぁ」と独り言。おもむろに着ていたコートを脱ぎ出した。  コートの下は水着姿。  裸同然のビキニ姿。 「ちょっ……、なんでそんなもん着てんだよ」 「しょうがないじゃ~ん、これ、あたしの仕事着だしぃ」 「いやいや、ただの市役所職員だろ? いつもスーツだろ?」 「仕事着なの。あたしが仕事着だっつったら仕事着なの」
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!