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二人だけの、時間 その時間だけでも、いい まだ、始まったばかりで それでも、そのスタート位置につけただけでも。 私にとっては、大きな前進。 「明日、朝少し早く出ましょう」 「――うん」 蓮見の腕の中が心地よくて、 いつの間にか眠ってしまった 二人、混じりあった体温 朝、目覚めた時に もう少し、一緒にいたい、なんて。 恥ずかしくて言えなかった私は、また蓮見に羽交い締めにされた
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