◇ #2

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いつの間にか閉じてしまうマブタ。 見たくないのは、我を忘れてしまった自分を蓮見がどんな風に見ているのか その目が、怖くて。 はだけていく自分の身体に気づきながらも、暗闇の中に響く――いとなみの、音。 「――また」 まるで私の考えていることは全部お見通しのように 意地悪な声を口の中に響かせる、蓮見 「ちゃんと見てください」 少し浮かせた唇から、甘い声が身体中に響く 言われるがままに、開いた瞳 思った以上に近い、蓮見の瞳 整った目が、私を貫いて串刺しにされたみたいに、私は蓮見のその視線に固まった 「その、カオは、ダメですよ?」 途端、浮き上がった身体 ――また、 「今、したい」
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