◆after◆

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――私に、媚薬(蓮見)の効果は あった、のだろうか 「吉住さん、ラヴィンソンとアティロンと、次の新ブランドの立ち上げまで 大丈夫ですか?」 「なに言ってるの、貴女もやるのよ」 「えっ!?」 驚いた顔をした直美が私を見ると、そ知らぬ顔をした中山にも声をかける 「中山もよ」 「ええっ」 アティロンは、直美に ラヴィンソンは、中山に 私は、二人にブランドの未来を託す事にした 「みっちりしごきあげるから、男になんかうつつをぬかしてたら、クビにするわよ」 「「そんなぁ」」 そう、私には 自分の分身を育てあげるというミッションが与えられている 自分だけが、辞めてしまうのは それは、これまでよくしてもらった会社に対して、あまりにも恩知らずな気がして それで、新ブランドがそこそこ軌道にのれば 私は、ネクストに――
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