蓮見の小言1

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蓮見の小言1

「耀子さん」 「ちょっと。会社でその呼び方やめて。」 深夜の企画室。 相変わらず、今日も耀子さんは残業中。 早く帰って抱きたいんだけど。 このヒト、どこまで仕事煩悩なんだ。 「誰もいないからいいじゃん」 「タメ口禁止」 「ナニ、そのプレイ」 「プレイじゃない。仕事中!!」 ――嘘だろ? 服脱がせたら、俺のイイナリな癖に。 「邪魔すんなら先帰って」 「もう時間ですけど。」 「毎日毎日迎えに来なくってもいいわよ。」 うわー。 そーゆーとこ、嫌いじゃない。つか、むしろ好物な場合、俺って。 「蓮見君」 「はいはい」 「これ、発注数量、足りてないわよ?」 こ、このヒト……。 「売上とる気あるの?」 後で泣いて許して、って言っても絶対許してやんない。 「ちょっと、聞いてるの?」 このツンが、後でギャップ萌え、なんて。 結局、ハマってんのって。 俺の方?
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