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俺の旅はここから始まった
1."はくせい"と見知らぬ猫
私は、エブ森に引っ越すことになった。親元を離れ、自立するために。
不安はあるが、楽しみで仕方ない。新しい土地、新しい仲間…ああ、早く寝て明日に備えよう。
私は夢の中におちていった――
ふと、目が覚めた…いや違う。辺りは暗闇。ということは夢?
「そこの君」
後ろから気配がしたと思って振り向けば、猫がいた。可愛いな、タイプじゃないが
「君の名前は?」
自分から名乗るものだろうと思ったが…まあ猫だし
「“はくせい”」
「呼びづらい名前だね」
煩いわい。なんだこいつは、猫だからといって…大体、猫って喋るのか。まじか。知らなかった。それか新種…?そうなると、私が第一発見者?
ほお……ふむ、よく見てみれば可愛いな。ふわふわしてないが毛並みは良さそうだ…
「…ぁ……、せ……い…」
触りたくなってきた。
手をワキワキさせ、限界まで目を開ける。目に埃が入るのも気にしない。
「話聞いてねえぇぇぇぇぇぇぇぇ(見てる…めっちゃ見てるよ)」
なんか言ってるが知らん。問答無用!と思ったら…視界が狭まってゆく。
ちくせう。そういうオチですか
一応モザイク!モザイクする場所違うかもしれないかもしれない
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