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放心状態から現実に戻り、devil Armor suit装備してみたところ、左腕のWTMが光の粒子となって、左耳にピアスとなって変化した。（三日月と十字架をデザインされた2個になった）
魔防具のdevil Armor suit（悪魔、魔王、魔神等）は、その名に相応しい禍々しさと闇の様な漆黒であった。体を動かしても金属の擦れ合う音もせず、闇に紛れての行動に対して、阻害されないよう配慮されているかのようである。
続いて魔武器の黒刀血霧と白刀舞姫を、左耳のピアスに触れパネルを表示させ、アイテムBOXから出してみる。
黒刀血霧は刃も含む全てが漆黒で、唯一峰の部分が深紅で異様な禍々しさを放っていた。
対する白刀舞姫は柄に鍔、そして刃も含む全てが純白で、その穢れも無い美しさから、使うことを躊躇し見惚れてしまう程であった。
二刀を両腰に携えソファーへと移動し腰掛け、その後はHELP機能を1つ1つ確認し把握していく作業を行っていく。
パネル操作だけでなく、思念操作でもある程度出来ることを知り、使い勝手の良さに舌を巻く。
背中まである長髪と、シルバーアッシュになってしまった髪を鬱陶しそうにしながらパネルを凝視し続けるヒカルであった...
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