~ Prologue ~

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【World toward the end ~終末に向かう世界~】 と言うタイトル名の、世界規模で爆発的人気を博したMMORPGがあったのだが、それは僅か1年という余りにも短い期間で、そのサービスを停止することとなった。 世界初と言われた次世代人工知能(Next-generation artificial intelligence) 頭文字をとって、NG-AIと命名されていた。 そのNG-AIはモンスターやNPCキャラに搭載され、決められた行動パターンや会話はなく、まるで心を持っているかのような行動や会話を行い、正に実世界さながらの雰囲気を醸し出し、世界中のゲーマーから絶大なる人気を誇っていた。 当然のごとく世界中の人々から、苦情や怒り悲しみといった色々なメール、特に再開を熱烈に希望するものが運営会社へと殺到していたのだが... そんな世界規模で知名度のあるMMORPGが、VR(Virtual Reality)MMORPGとして、【Start-up to the New World ~新世界への始動~】を完成させ、満を持して世に出ることとになった。 悲嘆に暮れていた世界中の人々は、この情報が配信されるや否や手の平を返すように開発や運営を称え、そのサービスを今か今かと待ち望んでいた... その100万人以上の規模の中・・・ 1人の青年に起こったこと それは必然なのか、または単なる偶然が巻き起こした事故だったのか...
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