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どうすることも出来ずに、ただ立ちすくむ青年に変化が起こった。
ズキン!!
頭に痛烈な痛みが走る。
「ぐぁ...!?」
声にならない悲鳴を上げ、その痛みに頭を抱え込む様にして耐える青年。
どのくらい経過したのだろうか、今度はすーっと引いていく頭痛に安堵し、青年は両の涙目を右袖の服で拭う。
確率で言えば物凄い大当たりだが、これに関しては不運としか言えない状況である...
「..ぇ..」
「ん?何か聞えた様な気がする・・・」
辺りを見渡す青年
「気のせいか・・・」
「はぁ・・・何かついてないな・・・」
「こりゃあ、運営に苦情の電話だな~」
「ねぇ...」
ふと背後から聞えた声に反応し後ろに振り向くと・・・
「うわ!?」
「えと・・・・君は・・・誰??」
そこには闇に映える様な、純白のワンピースを着た金髪の少女が浮いていた...
何かに気付いた青年は、ポンッと掌に拳を叩いて「なんだ、これは夢だったのか~」と言った。「夢じゃないよ??」と答える少女に対して「だよねぇ~」と返す青年。
「えと・・・僕は光(ひかる)、君の名前は??」
「私はNG-AI Code No.01-000」
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