薄紅色の君は 天界から舞い降りた天女の如く

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桜の色… それは薄紅色 だけど 本当に美しい薄紅色があるということを君が教えてくれた… 君との出会いも 風の強い日だったね プレリュードは突然に… 君を見つけた時 再び季節が巡り 春が訪れたのかと 私は錯覚してしまったー 可憐に… それでいてはっきりと姿を見せた君… もう二度と溶けないと思っていて 僕の心にある氷山が音を立てて崩れてしまった 僕の心の中の深遠にある 閉ざされた氷が解ける音を聞いた そしてそれは洪水となり 僕の目からあふれ出したのだ… 出会いはとはなんと残酷なものなのだろう そして神はまた私に大いなる試練を与える これは神が私にかせた十字架なのだろう… 一度ならず二度も 君に遭った代償はそれほどまでに重く 私に圧し掛かってくる… だけれども、 この両手が重圧に耐え切れなくなったとしても 私は君のことを思い続ける それほどまでに君と遭えたという罪は 大罪のように僕に圧し掛かる 地球の半分を犠牲にしたとしても それに足りうる価値があるー それを君自身が証明してくれたんだー
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