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もしかして鬼人の体と進化出来る体を合わせれば、俺は無敵に慣れるんじゃ。
そう考えるだけでニヤニヤしてしまう、そんな矢先だった。
『いますよ』
ジュンナはそう言った。
俺は何がだ? と問う。
『いるんですよ。
あなたのようにポイントを使い自在に進化できる者たちが。
あなたを含め100人』
俺は最初彼女の言ったことが分からなかった。
俺だけの能力だったのになどと落ち込んだのではなく、単純な驚愕。
彼女は今、100人と言ったか?
〝体〟や〝匹〟などの数の呼び方もなる中、彼女は〝人〟を選んだ。
それは……もしかして俺と同じような境遇の者たちなのか?
『はい。
正しくは、別々の世界から、全くの同時期死んだ人間ですね。』
彼女はすっぱりと俺の疑問に答えた。
彼女の発言にはいつも驚かされてばかりだ。
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