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「ふ…ふん…でもあなたの負けは決定よ! あたしの溶解液で溶けてしまいなさい…て…あ…これまだ試作でちょっとしか溶けないんだ…」
「あほかー!!あんたのおかけでこっちも大変やぞ」
一方ロッソも中々大変なようで、ロッソの上の服はすっかり溶けて無くなってしまい上裸に近い状態である。
そして必死に腕組みをするように自分の胸を隠す。
「(Eはあるよこれ!)」
「(私の方が…)」
互いに全く動けず拮抗(不動)状態が続く。
しかし俺としてはそれでも戦ってくれれば嬉しいとかろなのだが。
見かねた試験管が試合終了の合図を送る。
それと同時にそそくさと顔を赤らめながら二人は走り去っていった。
「ロッソちゃんか…ふん覚えておこう」
「あんた何を基準に覚えてるのよ…」
こうしていろいろありながらも第一次の試験が終了した。
第二次の試験の会場に俺とマリアは向かう。
「あー次は筆記かぁ、面倒くさいわぁ」
「おいおい随分余裕じゃないか、自信があるのか?」
「当たり前でしょ?、私中学で筆記は負けたことないの。なにせエリート魔属ロシア家の1人娘なんですから!」
「ふーん」
俺は興味なさそうに相づちを打った。
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