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とりあえず俺は息を大きく吸っといた。
「きゃああぁあああああ!
qくrあ2せふじこごごごごごめんなさーーい!!」
とっさにマリアは立ち上がりその場から一気に遠退いた。
「あ…いやその…こっちも…」
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!…」
あ、そういうのダメなキャラ設定なんだ…。
その平謝りする姿に試験管は試験終了の合図を送る。
「まぁ試合終わったしいいか」
「ふげぇ…試験ミスったぁ…まあいい感じに加点は出来たけど…ぐすん…」
俺は彼女のもとに行き挨拶しにいく。
「まぁなんだ…お疲れ!強いなお前!」
そこそこの俺なりのフォローである。
「うぐ…ありがとう…で…でも私の方が優勢だったんだからね」
「ははっ、そうだな…あ、そういえば」
俺は観客席に顔を向ける。もちろん理由は明白である。
しかしそこにはもう彼女の姿はなかった。
「あれ?いない…?…Fカップ」
「ちょ!…は!?…なんで私のバストサイズしってるのよ!?…もしかしてストーカー!?」
やべっ…聞こえてたか…完全にこいつは勘違いされてやがる。しかもさっきのしぼんだ顔から一気に血相変えてやがるし
「へ?いやいや別にお前じゃなくてだなぁ(てかマリアさんFカップすか!清純な顔してなかなかやるじゃん)」
「怪しい…」
「いやいや…ほらそんな顔に見える?」
「うーむ…」
俺の顔をじっと見つめるマリア。
すると何故かマリアはだんだん顔を赤らめ始めた。
「ま、まぁいいわ…あんた暇でしょ、一緒に観客席から次の試合見ない?」
「おっおう」
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