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「遥薫に今日は素晴らしい知らせがあるよ」
「え? スナオ? 素晴らしい知らせって?」
――突然あたしの背後から、あたしを優しく抱きしめる手があってビックリしちゃったんだけれど……
「嘘? これスナオの手だわ!」
そうなの、直ぐにスナオが抱きしめてくれてるんだって判って、あたし、
「有り得ない、有り得ない!」
って、大喜びしちゃって。
――え? どうして有り得ないかって? だって、神様に体なんて有り得ないもの……
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