第1話、あたしのスナオ
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★ 「あたし、雛人形みたいな十二単の着物姿で21世紀の街の中を歩けないわよ」 あたしは腹筋が痛くなった今も笑いが止まらなくて泣きそうになったわ。 「遥薫、夜が明けたら学校だから、早く一緒に帰ろうよ」 「スナオってば、もう、相変わらずなんだから」 ――ああ、もう……そうなのよ…… あたしの守護神様ってば、ちっとも人の話を聞かないし、とことんマイペースなの。 ☆
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