第2話、いきなり双子のお兄ちゃん

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★  ――え~ん! 責任取って、ちゃんとスナオがあたしを嫁にしなさいよね!  ――もちろんだよ。ボクがキチンと……になれたら必ず遥薫を…… 「遥薫ぁ~!? いつまでトイレに居る気なの!? 早く支度しなさいな!!」  ママの怒鳴り声がうるさく耳に響いて、あたし、最後に素直から飛ばされたテレパシーの肝心なところを聴き逃したの。 「ママもタイミング悪すぎだし……なんて呑気にしてる場合じゃないわ!」  だって、歩いて登校したら遅刻しそうなくらいに時間が過ぎていたから。 ☆next
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