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「あはははは」
何が面白いのかよくわからないが俺は笑っていた。
すると、ドアの開く音がした。
ん?
「あ、鶴夜(つるや)と鏡(きょう)だ。この時間なると来るんだよね。」
今は、12時52分。なんともいえない時間だ。
はいってきたその人たちを見る。
「・・・!!!」
なんとまあ、びっくりだ。
俺といい勝負のかっこいい男と、これまた俺といい勝負のかっこいい女だ。
男は黒髪、女の子は黒い長髪のポニーだ。※ポニー・・・ポニーテール
「おいナルシスト。お前はあれより下だからな!いい勝負とか思ってたら鼻で笑ってやるかんな!」
「いい勝負だ・・・」
「・・・フン(笑)」
「本当に笑った鼻で」
「・・・黙れ」
とこんなふうに俺がガキと戯れていると、かっこいい方々が俺の方へ来た。
「「そなたの名はなんというのだ!」」
「・・・え。」
なんだか時代がちがう。
「・・・おい、鶴夜。思ったのだが、私たちは自分から名乗るのが筋じゃなかったか?」
「ああ・・・そうだったな。ふう、どうやら午前のあの闘いでお互い疲れているようだ。」
彼らは武士か何かか?
闘いってこいつら喧嘩でもしてきたのか?
「鶴夜、鏡。」
サラが呼びかけた。
二人ははっとして俺へ向き直る。
「申し遅れてすまない。拙者は壱田鶴夜(いちだつるや)だ。そして、こっちが七岡鏡(しちおかきょう)、拙者の俗にいう・・・彼女だ・・・うぐっ」
「鶴夜。私は彼女という呼びかたは嫌いだ。やめろとあれほどいったであろう。」
鏡様(←なんとなく)が鶴夜を締めていた。
「・・・あーあの俺は朝槻才人ー。えーと、お二人は何者ですかね」
なんとなく鶴夜を助けてやりたく思う。
「私たちは「ああ、この二人は少し厨二病なだけだからあんまり気にするなよ才人」
春が鏡様をさえぎった。
「春殿。他人の話している途中に・・・「長くなるから」
がたっ
「痛えっ」
鶴夜が地べたに落ちた。
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