1 ついにきた昼休み。

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俺は美人の母が作った弁当をもって、ボスについていった。 そしてある教室・・・っていうか生徒会室に入った。 なんでなのかよくわからない。 「なぜに・・・。」 「あー勝手に居座ってるんだよ。会長に迷惑かけてるのさっ♪」 とサラはさらっと言った。(あ、寒い。そんなつもりじゃなかったけど。) そして扉を開けると・・・。 「わぁ!」 貞子だ!貞子だ! 「貞子だ!」 「いひひひひひ」 「・・・アーこの子はお化けのコスプレ?仮装?が趣味の純玲(すみれ)。」 純玲さんはその長い前髪をかきあげるとこっちを見て言った。 「あんた・・・誰。」 純玲さんは意外と色っぽい感じだった。白い浴衣姿の貞子がなんだか妙に・・・うん。そうなんだよ。 「朝槻才人です。転入してきました。」 「おい、純玲も同い年だからタメでいいんだよノッポ」 秋が馬鹿にしたような顔で耳打ちした。 「あ、そうなの。てか俺ノッポじゃないし179cmだし」 「俺よりデカかったらノッポなんだよばか」 「は・・・あ。」 知らねえよ・・・。 「才人くん・・・才人くんもお化けのコスプレとか・・・しない?」 といいながら俺のうでにすがりついてくる。 やっぱり貞子なのでちょっと怖い。 「純玲、朝槻くんは今から昼食だから今度にしてもらえるかな?」 春が助け船(?)を出してくれた。 「・・・井戸で待ってます。」 井戸!? 「ん。そんじゃごめんねー純玲ー」 「春くん、井戸とは。」 「井戸っていうのは・・・純玲のプライベートエリアだよ。コスプレ衣装を溜め込んでるんだ。先生にうまいことばれない。なぜなら床下だから!」 あーそういうこと。あー。って、え。 「とりあえず飯にしようぞ。秋、春、えーと。」 「才人」 「才人!」 「あ・・・ああ。」 というか、思ったんだが、あの、人少なくないか?団体の癖に。 「ボス、みんなどこいったんだ?」 「あーなんかねみんな好きなことしてると思うーみんなマイペースだからねー。」 サラが焼きそばパンをほおばりながら言う。 「それじゃ来た意味ないのでは」 「放課後があるんだよ。」 「部活は・・・。」 「みんな帰宅部だよ。・・・って部活じゃないかー。」
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