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俺は美人の母が作った弁当をもって、ボスについていった。
そしてある教室・・・っていうか生徒会室に入った。
なんでなのかよくわからない。
「なぜに・・・。」
「あー勝手に居座ってるんだよ。会長に迷惑かけてるのさっ♪」
とサラはさらっと言った。(あ、寒い。そんなつもりじゃなかったけど。)
そして扉を開けると・・・。
「わぁ!」
貞子だ!貞子だ!
「貞子だ!」
「いひひひひひ」
「・・・アーこの子はお化けのコスプレ?仮装?が趣味の純玲(すみれ)。」
純玲さんはその長い前髪をかきあげるとこっちを見て言った。
「あんた・・・誰。」
純玲さんは意外と色っぽい感じだった。白い浴衣姿の貞子がなんだか妙に・・・うん。そうなんだよ。
「朝槻才人です。転入してきました。」
「おい、純玲も同い年だからタメでいいんだよノッポ」
秋が馬鹿にしたような顔で耳打ちした。
「あ、そうなの。てか俺ノッポじゃないし179cmだし」
「俺よりデカかったらノッポなんだよばか」
「は・・・あ。」
知らねえよ・・・。
「才人くん・・・才人くんもお化けのコスプレとか・・・しない?」
といいながら俺のうでにすがりついてくる。
やっぱり貞子なのでちょっと怖い。
「純玲、朝槻くんは今から昼食だから今度にしてもらえるかな?」
春が助け船(?)を出してくれた。
「・・・井戸で待ってます。」
井戸!?
「ん。そんじゃごめんねー純玲ー」
「春くん、井戸とは。」
「井戸っていうのは・・・純玲のプライベートエリアだよ。コスプレ衣装を溜め込んでるんだ。先生にうまいことばれない。なぜなら床下だから!」
あーそういうこと。あー。って、え。
「とりあえず飯にしようぞ。秋、春、えーと。」
「才人」
「才人!」
「あ・・・ああ。」
というか、思ったんだが、あの、人少なくないか?団体の癖に。
「ボス、みんなどこいったんだ?」
「あーなんかねみんな好きなことしてると思うーみんなマイペースだからねー。」
サラが焼きそばパンをほおばりながら言う。
「それじゃ来た意味ないのでは」
「放課後があるんだよ。」
「部活は・・・。」
「みんな帰宅部だよ。・・・って部活じゃないかー。」
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