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「売る?この私を?てめぇみてぇなやつがかあ?」
男の言葉に玲奈の性格が戻る。
一番荒れていた時期の口調へ。
「なにいってる!?」
玲奈の近くにいた男が、玲奈へと拳を落とす。
「おせぇーよ。ばーか!」
真っ直ぐに進む拳は玲奈を簡単に止める。
が、魔力の全く無い玲奈は、魔力をたくさん纏った拳により片腕が折れる。
「いてぇなぁ・・・ 」
片腕をぶら下げながら、玲奈は笑い男を見た。
白いただの布のような服が赤く染まる。
痛いなぁ。
楽しいなぁ。
きもちいなぁ殺したいなぁ刺したいなぁ潰したいなぁ・・・・
もっと、ちをあびたいなあ
男たちが息を飲む。
狂気でしかなかった。
恐怖しかなかった。
「やりかえしてとうぜんだよなぁ?」
ばぁか
動かせる方の手で、動かない腕の骨を折り、男に刺す。
魔力の薄いところを的確に、深く浅く、遊んでいるように。
「あは・・・・あはははははははははははははははははははははっ!あはあはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは・・・はぁ・・・」
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