化け物と鬼

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それから一か月がたった。 知りたいことを思い浮かべるだけで、目の前に浮かぶ文字を、雪鬼の家で家事をしながらノートにまとめていた。 これでだいぶまとめたはず。 と、手を止めた玲奈の近くには十以上のノート。 すべて玲奈のために、雪鬼が盗ってきたものだった。 今着ているこの服も。 「雪鬼には恩を受けてばかりですね・・・必ず返さなくてはいけませんね」 そういって、一冊目から目を通し始める玲奈。 そのノートには 1.世界について   ・王を中心とし、貴族やギルドが国を作っている。   ・魔法が使えない=人より劣る。という考えが一般。   ・魔族と呼ばれる、人間と敵対した種族がいる。   ・主な種族は、人間、獣人、エルフ、魔物、神族、魔族の6種族。               ・               ・               ・               ・ 2.ギルドについて   ・ハンターギルド、商業ギルド、裏ギルドがある。   ・ギルドランクと呼ばれる強さ、美味さ、貴重さを表したレベルがある。   ・ギルドランクは以下のとおりである  D=初心者、おいしくない、知らない人はいない  C&B=普通  A=強い、おいしい、見つけるのは難しいが一般的  S=熟練者、とてもおいしい、見つけることが困難で市場に出回ることもあまりない  Z=最強、この世のものと思えないほどおいしい、知っている人がそもそもいない   ・裏ギルドは犯罪でも請け負う               ・               ・               ・
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