第1話

4/4
前へ
/4ページ
次へ
ゆっくりと歩いてきて、私の目の前で気づく。 やばい、と。 気づいた時にはもう遅い。 狼たちにされるがままだ。 龍の合図で周りの奴らは 狼と化して、本能のままに 獲物に近づく----。 「っ!?おい!!追いかけろ!!」 普段は大きい声を出さない龍が叫んだ。 何事かと思って顔をあげたら、 大倉涼太は私の手を引き・・・ 「ついてきて!!走って!!」 と言った。 理解ができない。 でも、手を引かれるからとりあえず 走るしかない。 こんなに走ったのはいつ振りだろうか。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加