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そして、2週間後の貂蝉達がカードを届けてくれる日…。
都の大広間には3国の王・武将達が全員集まっていた。
これには一刀も、あんぐりと開いた口が塞がらなかった…。
一刀『(確かに、新しい遊戯があるとは言ったけどさ…)』
いくらなんでも、集まり過ぎだろ!?みんな、仕事もあるだろうに!
華琳『あら。一刀。桃香から聞いたわ。なんでも"この世で一番面白い遊戯”があるらしいじゃない。』
一刀『…と~う~か~!!』
ハードル上げまくりである。これでつまらなかったら、どうなると思ってるんだ!
桃香『えっ、だって遊戯“王”だよね?一番面白いから、王って付いてるのかなぁ~って…。』
一刀『…。いいか、桃香…。遊戯王っていうのはこっちの漫画…読み物の名前だ。決して、一番面白いからという理由で付けられたんじゃない。寧ろ、俺がいた世界ではやっている人は少数派だ…。』
桃香『えっ…。じゃあ…?』
一刀『あぁ…。華琳達が気に入らない可能性も多々ある…。』
桃香『えぇー!?ど、どうしよう…!い、今からでも皆に説明して…』
一刀『いや、それは止めた方がいい…。見ろ、あの華琳達の顔を…。』
☆☆キラキラキラ☆☆
桃香『ひぃ!?輝いてる!キラキラって擬音が聞こえる位に輝いてるよ、ご主人様ー!?』
一刀『あぁ…。子供達は単純な楽しみ…。軍師は軍棋より頭脳を競えるんじゃないかという期待…。王達は自分が知らないことへの興味…。この世で一番面白いと言われたら、こうなるのは当然だな…。』
桃香『じ、じゃあ、もし面白くないって思われたら…?』
一刀『俺は当然、お仕置き…。最悪の場合、桃香も…。』
桃香『ひぃ~ん…。(T . T)どうしよう、ご主人様…。』
一刀『こうなったら、説明して面白いと思ってもらうしかない…。大丈夫…。俺がいた世界でも、この手の遊びの中では有名な方だったから…。』
そういって、二人で戦線恐々してると…。
貂蝉『ご主人様~!遊戯王のカード、持ってきたわよん!』
そして、幕が開く・・・命がけの説明・・・命がけの騙し合い・・・命がけの裏切り・・・命がけの謎解き・・・命がけの言い訳・・・命がけの信頼・・・命がけの・・・・・・遊戯王説明会・・・・・!
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