去年と同じスケジュールで死にたい

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春「…なんで小林先生が出てくるの?」 葵「違うんですか?」 佳奈「…だって…先生だよ?」 圭「…」 葵「だって、牧村先生も先生ですよ?」 圭「いや…そうなんだけどさ」 春「確かに、小林先生は…まぁ面白いけど 仲良い?」 葵「はい 見ていてそう思います」 佳奈「…ふーん…見ていて…」 仲が良いのは事実だと思う でも 君の前でそんなことしたっけ 春「…そっか 呼んだ方がいい?」 葵「………そうですね」 圭「…んー…」 佳奈「…」 一拍ありましたね 君なんでそんなに謎めいてるのさ 春「じゃあそうしようよ どこでやろうか」 佳奈「あ…そっか どうしよう」 去年は小林家やりましたね でも今年は…無理そうです 圭「俺ん家来る?別にいいけど」 春「…牧村先生家で?」 圭「おう 汚いけど」 佳奈「…いいの?」 圭「まぁなー」 葵「…先生の家でって珍しいですね なかなか目にしたことがないです」 当たり前となりつつありますがね俺達の仲じゃ 春「じゃあそれで決定で」 佳奈「牧村先生の家ってどんな感じなんだろう」 圭「汚ねぇ」 それ去年から言ってる気がする 掃除しないの? 葵「住所教えてもらってもいいですか?」 圭「おう いいぞー」 佳奈「…ねぇ、もしよかったらなんだけど…」 春「ん?」 佳奈「奈緒連れてってもいい?」 葵「…?」 圭「卒業生 この委員会に入ってたんだよ」 春「俺はいいけど…神崎くんは?」 葵「大丈夫です」 圭「おー奈緒かー 大学生だもんなー」 佳奈「ちょっと雰囲気変わりましたよ」 奈緒は2年生になってから会ってない 楽しみが増えた! …はいいんだけど 素直に喜べないな…小林と…それと神崎くんが… もめなきゃいいんだけど
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