4章あの場所から見た景色

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6月下旬… 隼人達は期末テストから解放されてのんびりと弁当を食べながら昼休みを過ごしていた。 「あー!やっと終わったなぁ!」 と、箸を持ったまま背伸びをするヒカル。 「本当疲れたねぇー」 と、苦笑いをする志田。 「今日から練習?」 と、渚はパンを食べながら隼人に聞く。 「うん、そーだよ」 と、弁当に箸を突きながら答える。 「そっかぁー…華ちゃん達、マネージャーも大変だねぇ」 「本当!もーちょっと人が欲しいよぉ」 と、困った様に笑う野球部マネージャーの飯塚 華 「渚ちゃんもマネージャー、一緒にやろうよぉー」 と、渚に甘える。 「ごめん、私ソフトしたいから」 と、華と同じように困った様に笑った。 「てなわけで、飯塚!今日からまたよろしくー」 と、ヒカルはニヤニヤしながら言うと 「金沢ねー!マネージャーの辛さ分かってる!?」 華はヒカルをまくし立てるが 「それがマネージャーだろー」 と、表情を崩さずに返す。 「むーっ!もう、金沢には何もしてあげない!」 「あ!それは勘弁してよ!」 「まぁまぁ…飯塚さん落ちついて…金沢君も確かに言い過ぎだよ…」 志田は苦笑いしながらそう言ってこの場を収めようとするが 「いやだ!土下座するまで許さないんだから!」 と、聞く耳を持たない華 「ど、土下座!?それはあんまりだ!」 と、慌てるヒカル それを見て、笑う隼人と渚と志田なのだった…
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