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セントラル・エデン軍関係者用宿舎
戦火に燃えた故郷の島から疎開して一ケ月が過ぎていた。
ヤザックは貸与された隊舎の一室に置かれているベッドの上で大の字になっていた。
島での生活の日々を懐かしんでいた。
薄くエメラルドに輝く海の色。
漁から戻った後は、草木が茂る林の中を駆け回る。
日が暮れて夜になると、二人の幼馴染みたちと他愛もない将来の夢や仲間内
の噂話をする。
傍からからすれば、どうでもよい話をしていた。
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